20年前、職場の風景を変えた「コラボ自販機」
コラボレーション自販機(以下、コラボ自販機)の始まりは、約20年前に遡ります。ある取引先企業様から「ちょっとした職場のおやつや朝食を抜いた社員が糖分補給できるようなものを自販機で販売できないだろうか」というご相談をいただいたことがきっかけとなり、2003年、飲料と一緒にチョコレート菓子の販売を行うコラボ自販機の展開がスタートしました。
当時の自販機は飲料だけが当たり前。設置先の企業様では「おやつが並んでいる!」と驚きの声が上がったそうです。また、売上分析の結果、飲料販売だけだった場合とお菓子とダブルで販売した場合を比べると、お菓子の分、売上が純増することがわかりました。
当初はチョコレート菓子のみの販売でしたが、設置企業様のご要望にお応えして、スナック菓子やパウチゼリーなど、気軽に食べられる商材を拡充。現在、全国約12,000台を展開しており、多くの設置企業様、施設様よりお喜びの声をいただいております。
お菓子だけじゃない!幅広い商材で世の中の課題を解決
コラボ自販機の登場以来、お菓子や食品以外に「こんなモノを販売できないだろうか」と弊社には様々なご相談が寄せられるようになりました。
コラボ自販機の絶対条件は自販機の販売ラックに商品が収まるかどうか。長さや幅、重さ、引っ掛かりなどいくつものハードルをクリアする必要があります。
様々な試行錯誤の末、働く女性の必需品「ストッキング」、子育て世代が外出しやすい環境整備としての「紙おむつ」、コロナ禍に対応したマスクなどの「公衆衛生用品」など、新たな商材のコラボ自販機を開発。世の中の様々な課題解決に貢献しています。
カプセルガチャから御朱印まで!
人が集う場所に多様な販売機会を創出
コラボ自販機による課題解決の事例の中には地域支援も含まれています。2020年2月、地域活性化策として、株式会社海洋堂様のご協力のもと、「高知県×海洋堂ガチャコラボ自販機」を企画。「坂本龍馬」など高知県出身の偉人やご当地ゆるキャラをデザインしたカプセルフィギュアのコラボ自販機を観光地や土産物店に設置しました。「ここでしか買えない旅の思い出」を自販機で販売する新たな試みで、地域からも旅行者の方々からも好評を博しております。
他にも神社仏閣の御朱印、地域の名産を活用したアクセサリーなど、様々なニーズに対応。人が集まる場所に多様な販売機会を創出する社会インフラとして、コラボ自販機のさらなる貢献が期待されています。
多品種の販売に対応できるスマートオペレーションを計画中
コラボ自販機によって、より柔軟に世の中のニーズや困りごとに対応していくためには、多品種の販売に対応できるオペレーション体制の構築が重要だと考えています。そのために、現在、取り組んでいるのが「スマートオペレーション」というシステムの構築です。この仕組みによって、リアルタイムで個別の自販機から販売データを取得できるようになり、必要なものを必要なだけ補充できるようになります。
自販機を利用するお客様や設置企業様のニーズに対して、さらなるきめ細かい対応を可能にするため、現在着々と準備を進めております。
自販機はお客様に一番近い場所でお客様の求めるものを販売する店舗
飲料以外の商材を扱うコラボ自販機は飲料と保管方法、配送方法、梱包状態が異なるため、DyDo社内の現場では、常に苦労や困難が絶えません。それでもなお、コラボ自販機の普及を進めていく根底には、「お客様に喜んでいただきたい」という社員一同の変わらぬ想いがあります。
お客様と世の中が求めるものに対応していくことができれば、コラボ自販機はまだまだ世の中のインフラとして多彩な貢献ができると確信しています。
早朝深夜問わず24時間商品の提供が可能。非対面でありながら、タイムラグなしで欲しいものが手に入る。そんな自販機ならではのメリットを生かし、お客様に一番近い場所で一番欲しいものを提供する、わくわくするような自販機の在り方を追求してまいります。
御社の課題解決や地域の活性化に、ぜひ、コラボ自販機をお役立てください。
導入者のお声
従業員が休憩の際、コンビニやスーパーまで行く「手間」や「時間」を減らすことができたと思います。お菓子を食べてリフレッシュすることで、仕事の生産性も高まっている気がします!